発音

なるべくならドイツ語でコミュニケーションが取れるといいなぁとちょっとずつ努力中ですが、今日は初対面の方2人に発音をロックオンされた日でした。



1人目
土曜日の常として、マルクトへ。冬からずっと、ほうれん草おばちゃんのお店が来ていません。仕方なく、いろんなお店を吟味して、なるべく新鮮なほうれん草を探して買っているのですが、今日は初めてのおじさんに接客(?応対でいいのか?)されました。
「ほうれん草300gください(Drei hundert Spinat bitte.)」
「何だって?(Bitte?)」
「ドライフンダート、シュピナート、ビテ!」
「ドライフンデルト?」
「ヤー!ドライ、、、フンデルト、フンデルト」
「グート!フンデルト!」


百=hundert=フンデルト not フンダート。


昔、外国語のニュアンスを伝えるのに、ドイツ語は「キバルトフンデル!」(漢字とひらがなでは下品すぎて書けない)とか言いましたよね。これとほぼ同じ発音みたいです。つい思い出してしまい、笑ってしまいそうでした。

ちなみに、フランス語は「イカ十本、タコ八本(イカジュポーン、タコハポーン)」、韓国語は「イカ墨だ、タコ墨だ(イカスミダ、タコスミダ)」だったと思います。他にもあるのかな。
逆に、外国人が日本語を聞いたとき、どんな風に聞こえるのか(こういう風にニュアンスやイントネーションで表したりしてるのか)、かなり前から興味があるのですが、いまだにわかりません。



2人目
かけ布団カバーの換えを買おうと思い、1人でここ唯一のデパートに行きました(ちびと旦那さんはおもちゃ屋)。
こっちで売っている掛け布団カバーは、ファスナーがついてなくて、ボタンやひもで結ぶものも多いです。私はファスナー付きのがほしかったので、商品を吟味していました。そこへ店員のおばさんが声をかけてくれたのですが、ファスナーやジッパーが英語圏以外で通じないというのは知っていても、ではドイツ語で何て言うのか、下調べしてこなかった私、、、。
最初は英語とドイツ語とチャンポンで説明してみたのですが、やはり無理で、それならば、と、上着のジッパーを上げ下げして「こういうの!」と指し示してみたんですが、それでもわかってくれない、、、。大脳どうしたらよかろうかと思い詰め、最終的には絵を描いてわかっていただきました。

ジッパーはReißverschlussというのだと教えてもらいました。そして、発音も。
「Reißverschluss!」
「らいすふぁしゅりゅす?」
「Nein, Reißverschluss!」
「らいすふぁしゅりゅす!」
「ナーイン。ルァイス、フュアー、シュリュス」
「らいす、、」
「ルァイス」
「るいす」
「ルァイス」
「るぁいす」
「Genau! フュアー、シュリュス!」
「ルァイス、フュアー、シュリュス」
「Gut! haha!」


英語のrとlの発音も区別できないジャパニーズイングリッシャーをつかまえて、ドイツのr(いわゆる、のどひこをふるわすとか巻き舌とかのr)を、これほどまでに情熱的にレクチャーしてくれて、ありがとう!感謝します!これからはrを頑張ります。でも、他のお客さんも沢山いるデパートのフロアでの授業はちょっとした羞恥プレイでした。