セルフ励まし

共著論文の原稿を読んでいます(現在進行形)。いつもながら仕事が遅くて申し訳ない、、、そして、いつもながら良く書けてるなぁと尊敬しますNさん。


もちろんのこと、Materials & methodsには調査や実験の日付が書いてあります。その日付を見ると、ちょっと切ない。実験装置を作るのを手伝ったり、調査地で黙々と作業にいそしんだり。灼けるように暑い空気の匂いとか、皆で馬鹿なことばっかり話してたことを、思い出そうとしなくても思い出してしまっては懐かしくなります。4年間の前職場での研究生活で、この論文の1年半くらいの間が、一番充実していた頃だったからかなぁ。
着任した1年目は、新しい環境や仕事に慣れるのに必死だったし、妊娠・出産してからの退職前1年半は、正直、腹内・子供最優先で、当たり前だけど、この頃のようには、研究に集中できなかった。
バタバタあちこちへ行って、能力いっぱいいっぱいでしんどいなぁと思ったことも何度も何度も何度もあったけど、あの1年半くらいの期間が、現時点では、一番研究に没頭できていた頃なのは間違いないです。現時点では。


子供を最優先したこと、してることに後悔はありません。私がしなくて誰がするのだと思うから。


今、懐かしく思ってるのと同じ日々はもう来ない。当たり前だけど。だからこの記憶はいとしい。
でも、今しなくちゃいけないこと,今味あわなくては二度と味わえないことがある。当たり前だけど、今は、未来には過去になります。その未来に、懐かしく思い出せるように、今を大切に暮らしていかなきゃなぁと思います。
それに同時進行で、未来に、今が一番研究に没頭できてるなぁという日があるように、懐かしく思ってるのに近い匂いを感じられるように、今この環境でできることをあきらめないでいたいです。


、、、こんなこと思ってないで、少しでも早く論文を読みましょう。と思わないでもないのですが。
ちょっと切なくて、気持が後ろを向いてしまったので、マサムネ君に「きっと想像した以上に騒がしい未来が僕を待ってる」とか励ましてもらおうと思います。あーそうだ、忘れちゃいけないトータスにも励ましてもらおう。


没頭できる、集中できる時っていうのは、本当に貴重ですね。